夏から秋にかけてアウトドアでの活動が増え、虫刺されの悩みも増えてきます。
しかし、中には虫刺され跡が3つ並んでできるという方もいるのではないでしょうか?
このような現象は一体何が原因なのでしょうか?
一般的に3つ並んでいる虫刺されの跡は、
- 南京虫(トコジラミ)
- ダニ
- ノミ
- ムカデ
などが考えられます。
本記事では、それぞれの虫刺されについての知識や対策についてもご紹介します。
虫刺されによるかゆみや痛みを軽減するために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
これって虫刺され?3つ並でる跡の原因とは!?
上記でお伝えした通り、3つ並んでいる虫刺されの跡は「南京虫(トコジラミ)」「ダニ」「ノミ」「ムカデ」の可能性が考えられます。
実は、虫刺されが3つ並んでいる現象は特に注意が必要なのです。
これは、同じ種類の虫が連続して刺した結果、3つの跡ができることが原因なのですが、私も何度か経験があります。
それぞれについて見ていきましょう。
南京虫(トコジラミ)による3つ並んでる刺され跡
南京虫(トコジラミ)は、茶褐色でりんごの種ほどの大きさの平たい体をしています。
人や動物の血を吸って、主に夜間に活動します。
普段は、ベッドや布団、カーペットなどに隠れていて、人が寝ている間に肌の露出部分を刺します。
南京虫(トコジラミ)は移動しながら血の吸いやすい場所を探すため、3つぐらいの刺し痕が一列に並んでできることが多いです。
南京虫(トコジラミ)に刺されると、刺された部分が赤く腫れてかゆくなります。
しかし、南京虫(トコジラミ)は麻酔薬と抗凝血剤を注入するため、刺された時には痛みやかゆみをほとんど感じませんので、気づいた時にはすでに数時間経っていることがほとんどです。
かゆみは個人差がありますが、24時間ぐらい続くことが一般的と言われています。
私も数度刺された経験がありますが、翌日まで痒かった記憶があります。
ただし、アレルギー反応を起こす人や何度も刺される人は、かゆみが長く続いたり、重篤な症状を引き起こしたりすることもあるので注意が必要です。
南京虫(トコジラミ)に刺された場合の対処法は、まず刺された部分を清潔に保ち、消毒液や冷却ジェルなどで処置します。
かゆみ止めの塗り薬や抗ヒスタミン剤も効果的ですね。
そしてガリガリと掻き過ぎないように注意しましょう。
南京虫(トコジラミ)は感染症を媒介しないと言われていますが、心肺であれば念のため皮膚科などの医師に相談することをおすすめします。
そして、南京虫(トコジラミ)の駆除を行う必要があります。専門業者に依頼するか、市販の殺虫剤や防虫シートなどを使って自分で駆除するかですが、徹底的に行わないと再発する可能性があります。
ダニによる3つ並んでる刺され跡
ダニは、家庭や自然環境の中に生息しており、特に暖かい季節に活発になります。
ダニの中でもツメダニは、淡黄色や淡褐色で0.3~1.0mm程度の小さなダニです。
吸血性ではありませんが、間違って人を刺すことがあります。
高温多湿の場所に住み、畳やカーペット、布団などに潜むことが多いんですね。
ツメダニに刺されると、小さな赤い斑点が3つ並んだ形で現れることがあります。
この跡は、ツメダニの唾液に含まれる物質によって引き起こされるアレルギー反応が原因です。
刺された部位はかゆみを伴い、ガリガリと掻きむしってしまうことで症状が悪化することがあるので注意が必要です。
ダニに刺された時の対処法
ダニによる刺され跡のかゆみを和らげるためには、かゆみ止めの薬や冷却ジェルの使用が有効です。
また、ダニによる刺されを予防するためには、虫除けスプレーや虫除けクリームの使用、薄着を避けるなどがおすすめです。
ノミによる3つ並んでる刺され跡
ノミは、動物や人間の血を吸って生きる寄生虫です。
ノミに刺されると赤い腫れやかゆみが生じて、ノミが連続して刺すことで3つ並んだ形になることがあります。
ノミによる3つ並んでる刺され跡の原因は、ノミの食性と移動性にあります。
ノミは一度に血を十分に吸えないため、何度も刺す必要があります。また、ノミは飛ぶことができず、跳ねることで移動します。
そのため、一度刺した場所から少し離れたところを次々と刺すことになります。
このようにして、3つぐらいの刺し痕が一列に並んでできることが多いのです。
ノミに刺された時の対処法
ノミによる3つ並んでる刺され跡の対処法は、まず刺された部分を清潔に保ち、消毒液や冷却ジェルなどで処置します。
かゆみ止めの塗り薬や抗ヒスタミン剤も効果的です。掻き過ぎないように注意しましょう。
また、犬や猫などペットを飼っている場合は、ペット用の駆除薬やシャンプーなどでペットの体からノミを取り除きましょう 。
屋内や屋外の環境も清潔に保ち、市販の殺虫剤や防虫シートなどを使って定期的に駆除をしていきノミがいない環境作りをしていきましょう 。
また、ノミに刺された後にはアレルギー反応が起こりやすく、かゆみが強いため、早めの対策が必要となってきます。
ノミに刺されることを予防するためには、ペットのノミ駆除や衣類の定期的な洗濯、清潔な環境の維持が重要です。
ムカデによる3つ並んでる咬まれ跡
ムカデは毒牙を持つ節足動物で、人を咬むと激しい痛みと腫れを引き起こします。
ムカデに咬まれると、毒牙が皮膚に刺さった瞬間に激痛が走ります。
さらに毒牙から注入される毒により、咬まれた部位の皮膚に炎症が起きて赤く腫れあがります。
ムカデは移動しながら血の吸いやすい場所を探すため、3つぐらいの咬まれ痕が一列に並んでできることが多いです。
痛みは数時間ほどで軽快することもありますが、翌日以降にさらに腫れたり、かゆみやしびれ、赤みが生じたりすることがあります。
更には、以前にもムカデに咬まれたことがある人は、アナフィラキシーショックもあり得るので、皮膚科、場合によっては外科やアレルギー内科などすぐに受診するようにしてください。
脅かすわけではありませんが、強い毒を持つアカズムカデやアオズムカデに咬まれた場合や、年配の方や小さな子供、乳幼児、赤ちゃんが咬まれた場合は、症状が悪化する可能性があります。
ムカデに咬まれた時の対処法
まず咬まれた箇所を流水で洗い流し、毒牙が残っていないか確認します。
次に市販のステロイド外用剤を塗って炎症を抑えます。中学生以上~大人なら「ストロング」ランクのステロイド外用剤を塗ってください。
幼児~小学生の子どもは、「マイルド」ランクを、2才未満の赤ちゃんは「ウィーク」ランクのステロイド外用剤を塗ります。
ただし、小さな子どもや赤ちゃんの場合は大人に比べて症状が強く出る傾向があるので、万が一ムカデに咬まれた時は、すぐに病院に行って医師の診断と治療を受けてください。
ムカデに咬まれないための対策
窓枠やドアの隙間を隙間材で埋め、一戸建てであれば床下環境を改善することが重要です。
さらに、ムカデが生息する草むらや雑木林、庭などで作業する際は、軍手や長靴をかならず着用してください。
また、ムカデはエサとなるゴキブリを追いかけて屋内に侵入してきます。家の中でゴキブリが繁殖しないように、薬剤を使って定期的に駆除しましょう。
害虫駆除はプロの専門業者に依頼した方が間違いない
こちらの記事では、アナタの住む町にある害虫駆除専門業者を紹介しているので参考にしてみてください。
まとめ
虫刺されは夏の季節によく起こるトラブルです。
特に3つ並んだ虫刺されは、かゆみや腫れが強くなることがあります。
この記事では、3つ並んだ虫刺されの原因と対策について再確認しました。常に注意を払い、虫刺されから身を守るための対策を取りましょう。
3つ並んだ虫刺されの原因と対策の再確認
3つ並んだ虫刺されの原因は、一度に複数の虫に刺されたことによるものです。
夏場にはさまざまな虫が活動しているため、一度に複数の虫に刺されることは珍しくありません。
対策としては、虫除けスプレーの使用や適切な服装の着用が挙げられます。
また、虫が多い場所ではなるべく滞在せず、虫のいない場所で過ごすことも重要です。
常に注意を払う
虫刺されはかゆみや腫れだけでなく、アレルギー反応や感染症のリスクもあります。
特に3つ並んだ虫刺されは、その影響が大きくなることがあります。そのため、常に注意を払い、虫刺されを予防することが重要です。
また、虫刺されができてしまった場合も、適切な処置を行い、症状の悪化を防ぐようにしましょう。